「更木の主な石碑」vol.13
romio
所在地 臥牛農業担い手センター
建立日 平成4年4月
若山牧水は大正15年11月30日、北海道・東北への揮毫旅行の際に門下であった臥牛の福地房志宅に夫婦で訪れ2日間宿泊しました。(房志は、胡茄と号し牧水の主宰詩歌雑誌「創作」の社友として親交があった。)
牧水はその時のことを「あの時2日間の記憶は小生の一生を通じて最もよき記憶として小生の心に生きていることを信じます」と福地への書簡(同年12月25日)に綴っています。
歌碑の筆跡は、この時に書き残されたものです。
「しらたまの 歯にしみとほる 秋の夜の
酒はしずかに 飲むべかりけり」 牧水
「ひとりゐは 朝こそよけれ わか竹の
露ふりこぼす 風にふかれて」 喜志子


