東京暮らしのプロスキーヤーが田舎へ移住し住職に! こんな映画の主人公のような住職のお寺に「かだってって」
海野 義範 うんの ぎはん
音楽フェスをはじめとした地域イベントを主催し、様々な情報をSNSでエネルギッシュに発信。
趣味は「スキー」と「自転車」。ヒーリングミュージック好きで爽やかな笑顔のイケメン。
普段着の海野さんにお会いすると一見住職だとは想像できませんが、そこも皆さんの心を捉える魅力のひとつです。
高校まで盛岡でお寺とは無縁の生活を送り、大学以降は東京へ。大学ではスキーで全国トップクラスに。
卒業後はプロスキーヤーとしての活動の他、スポンサー企業の事業も行う多忙な日々を送られましたが、37歳で180度違う世界へ。
ここまでの経緯については、外部サイト「きたかみ仕事人図鑑」 に詳しく紹介されていますので是非ご覧ください。
更木に移住して大変だったことを振り返ってもらうと
「あまりに田舎で、ネット環境の悪さやコンビニの無さにびっくりしました。」
大学以降20年程東京で過ごした海野さんならではの率直な感想です。
しかしながら「その分、テレビから離れ自然と触れ合う暮らしに変わっていきました」とも。
そんな海野さんが住職を務める永昌寺はどんなお寺かお聞きしました。
「奥羽山脈や北上川を望み、季節の花々に囲まれたお寺で、境内には様々な樹木や花が咲いていて、大きな観音様が街を見守っています。
墓地だけでなく、永代供養塔やペット供養塔もあり、檀家さんだけでなくどなたでもご利用いただける環境にあり、ただ境内を散歩するだけでも大歓迎なお寺です。
季節ごとに寺子屋を開催し、地域の方から遠方の方まで気軽にご参加いただけるイベントも開催し、誰でも立ち寄れるお寺を目指しております。」
展勝地より一足早く咲く桜のスポットとして訪れる人も多い永昌寺。
さらに永昌寺では更木の大自然をお寺から体験してもらえるように、たくさんのお花を植える「花の丘プロジェクト」も進めているとのこと。(2023年は、お寺周辺の畑にヒマワリを植える活動)
まさに地域に根差したお寺です。
最後に今後の夢・目標を教えてもらいました。
「仏教離れや葬式仏教と揶揄される現代で、かつてそうであったように、地域や人を繋ぐ役割としてのお寺というものを復活させ、さらに近隣のお寺さんでも同じような活動ができるようにお寺の輪を広げていきたいと思っています。」
トップアスリートとして、また一般企業で活躍した期間も長い海野さんなら、きっと達成できる夢ではないでしょうか。
”気軽に参加できるイベントの開催”
”誰でも立ち寄れるお寺”
”地域や人を繋ぐ役割としてのお寺の復活”
まさに、海野さんが好きな岩手の方言「かだってって」。
※仲間に入って
更木に移り住んで約15年。海野さんの周りに”かだる”人はまだまだ増えそうです。
参考(外部サイト): きたかみ仕事人図鑑 https://kitakami-shigotonin.com/